October 18, 2012

日没後の誘導準備よいか!

「日没後の誘導準備よし!」

 という元気な返答がほしい。

 もう日が短くなっているため、日没前でも暗くなるのが早い。暗くなったら交通誘導警備員は被視認性が命なので、準備を怠ると簡単に死ぬ。車両のドライバーは認識できないものは絶対によけられない。ハンドルを握っていて無灯火の自転車や暗色の歩行者にどきっとしたことはないだろうか。あれと同じで、死ぬ。

 まずは。最低限のレベルとして、誘導灯。これ、電池がなくなって暗くなってるとみすぼらしいだけじゃなくて見えないので大事。予備は必ず用意しておくべき。「電池の予備」はもちろん、可能であれば暗い明るいに関係なく「誘導灯の予備」もほしいところ。

 私見としては単3型アダプターと充電式の電池を組み合わせるのがベスト。夏場は充電池がやられてしまうのでアルカリ乾電池使用だが、誘導灯には常に電池を入れている。冬場は充電式の電池をローテーションで最低4本使う。2本を誘導灯に入れて2本をスペアに。暗くなったと感じたときに交換してもいいし、しばらく使ったなと思ったときに交換してもいい。家に帰ったら充電して常にフル充電のスペアを用意しておいて、常に最高輝度の誘導灯を使うことができる。充電式の電池は初期コストこそかかるものの、うまく使えばかなりの武器になる。マンガンは今時ないと思うけどアルカリ乾電池は出し惜しみしがちだから。充電式は惜しむことなく使える。ちなみに、アルカリの単3電池もしくは単2電池は予備として持っておくといい。単3型アダプターの安価なものは接触不良を起こしやすいため。

 次に来るのが夜光チョッキ。実は先日同僚が残業して暗闇で誘導している場面に遭遇したのだが、誘導灯だけ光っていても何をしているのかよくわからない。同業者だから何してるのかわかるけども。

 もうこれからの時期、昼休憩の時に夜光チョッキに取り替えて準備しておいた方がいいくらい。
バカな業者につきあって命を落とす義理はない : あまえびのしっぽ
過去の記事だけどこういうのもあるから。

 私の所属する会社は夜光チョッキの支給がないので給料天引きで奪ってきた。あれ、奪われてる? ともかく、夜光チョッキも単3電池なので充電池が使えることが望ましい。やっぱり惜しむことなく使える。誘導灯と夜光チョッキが揃って暗くなってるとものすごくみすぼらしい警備員になる。危険なのはもちろん、警備員としてちょっとどうかと思う。

 3番目に、事前のクライアントとの打ち合わせを持ってこようか。前述の過去記事だけど、Aバリで規制かけたって暗くなったら見えるわけないだろと怒りがふつふつ。交通誘導警備のスペシャリストとしてクライアントにアドバイスできるくらいの知識と技術を持ちたいものだ。ちょっとこれ建前論かな。

 最後にマグライトなどの私物の利用を挙げておこう。たとえば夜間の工事現場の常駐警備。会社はいわゆる懐中電灯を貸してくれるんだけど、話にならない。単3電池2本のLEDマグライトの方がよほど使える。コンパクトだから必要な時はポケットに入れても邪魔にならない。また別のたとえばで、夜間の隘路長距離舗装工。マグライトがないと現場のレッキ(下見)さえままならない。10トンダンプを数百メートルバック誘導、深夜だから警笛の使用不可。これ、レッキなしだと無理でしょ。数人でリレーしてやったけど、路肩を外すと凄い落差の側溝とかあるんだわ。怖いよ。

 私物の購入が所得控除になればいいのになあとは思うけど税制はよくわからない。

 では、今年の冬もご安全に!


Posted by Nemo at October 18, 2012 21:48 | guard

コメント

アルカリ乾電池やマンガン乾電池は、使用開始直後から電圧がダラダラと下がる傾向にありますが、ニッケル水素電池は容量を使い切る直前まで1.2Vを維持しますので、誘導灯やハイパワーライトには向いていると思います。
ニッケル水素電池は充電式電池ではありますが、気をつけなければならないのは、過放電させない事です(ニッケル水素電池では、1本当たりの電圧が1.0Vを下回る状態を過放電といいます)。これをやってしまうと、著しく電池の寿命を縮めるばかりか、転極と言って一発で電池をオシャカにしてしまう事もあるので、暗くなり掛けて来た時点で交換する事は勿論、使わない時でも半年に1回は充電しておくと良いです。

あと、電池の電極は手垢で接触不良を起こしやすいので、充電器にセットする前にズボンに一往復擦り付けるなどして掃除すると良いです。

それでは、寒さ厳しい季節になってまいりましたが、どうかご安全に。

追伸: 私物であっても業務上必要なものであれば、経費として計上し、所得控除出来る筈です。(あと、通勤交通費も所得控除対象です。)

Posted by: さとちん at December 3, 2012 11:07 PM

コメントありがとうございます。
Ni-MHはLEDマグライトで使っていると、途中で暗くなる予告なしに突然消えるので最初は驚きました。誘導灯の場合は若干暗さが出てくるのでまだわかりやすいですね。
今のところ一番やっかいなのが、会社で管理している小型無線機です。これにニッケル水素電池を使っているのですが、会社側で充電するときには過放電等で死んでいる電池の見分けがつかないのです。テスターで電圧を測ってすぐにわかればいいんですが、あれは負荷をかけてみないとわかりませんよね?

>ズボンに一往復擦り付けるなどして掃除すると良いです。

これはいいアイデアで盲点でした。場合によっては現場でも使えそうです。電池の端子がきれいになっていれば機器側の端子が汚れることもありませんし。誘導灯の奥の方が汚れてしまったらどうしようもありません。

所得控除のアドバイスにも大感謝です。うちはガソリン代が手弁当なので確定申告で相談してみます。

さとちんさんのおかげでこのエントリの有用性が上がりました。今後ともよろしくお願いします。

Posted by: Nemo at December 10, 2012 08:10 PM

ねもさん、お返事ありがとうございます。

>Ni-MHはLEDマグライトで使っていると、途中で暗くなる予告なしに突然消えるので最初は驚きました。誘導灯の場合は若干暗さが出てくるのでまだわかりやすいですね。

LEDマグライトが突然シャットダウン掛かるのは、Ni-MHの特性がモロに出ていますね。

あと参考になればと思い紹介しますが、Ni-MHでもSANYOのエネループだけは、他のNi-MHと違って、僅かに出力電圧が高いです(1.25Vと僅か0.05Vですけど)。これは、シャットダウンの閾値を持っている機器(デジカメ等)では大きな利点になります。4本直列では0.2Vの差になりますからね。

>今のところ一番やっかいなのが、会社で管理している小型無線機です。これにニッケル水素電池を使っているのですが、会社側で充電するときには過放電等で死んでいる電池の見分けがつかないのです。テスターで電圧を測ってすぐにわかればいいんですが、あれは負荷をかけてみないとわかりませんよね?

バッテリーの出力電圧と同じ値~2倍程度の値の抵抗器をテスターと並列にして測定するのが手っ取り早いです(500mA~1A程度の負荷を掛ける)。両端に蓑虫クリップが付いたリード線が2本あれば楽ですね。

>所得控除のアドバイスにも大感謝です。うちはガソリン代が手弁当なので確定申告で相談してみます。

交通費の確定申告は絶対に行って下さい。通勤交通費は"非課税"ですから。

>さとちんさんのおかげでこのエントリの有用性が上がりました。今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございます。ねもさんのサイトと出会ったのも何かのご縁と認識し、定期的に拝見させて頂きます。ねもさんもどうか、御身体は大切に!そして、いつ、何時でもご安全に!……強く願います。

これからもよろしくお願いします。

Posted by: さとちん at December 12, 2012 03:03 AM