February 24, 2012

警笛の練習法

 交通誘導警備業務をしていると使用の頻度が高い、警笛。危険なときに吹鳴するものだからして、必要な時には最大音量で吹けるように練習しておく必要がある。強弱はもちろん、長音と短音の組み合わせが使えなくてはならない。

 だからってピーピー吹ける場所なんてねえ。と思っていたのだが、簡単に音を消す方法を発見した。まず警笛を口にくわえる。そのまま軍手をした左手で、親指、人差し指、中指で保持する。人差し指と中指の間に警笛の音が出る部分を納める。すると、いくら吹いても音が出ない。

 現場レベルでは、コルクがうまく回らないなあというときにこの状態にして一気に吹くと回るようになる。

 練習レベルでは、まずはピッ、という短音を全開で出すところからがいいだろうか。これは作業員に対して車両の接近を知らせるために使うから、まずは全開の練習。おまけで、ピー、という長音。思いっきり吹くためには長音の方がつかみやすいと思う。この段階ではまだブレスが必要ないので、思いっきりやるとよい。

 次は「ピ・ピー」という短音と長音の組み合わせである。これは後進誘導に使う。ピ・ピー、ピ・ピーで後進誘導。吹いてる間は車両が後進してくる。教本上は「ピーーー、ピッ!」で停止なのだが、誘導灯で停止の合図を出しながら大きい「ピッ!」で止めるケースもある。これはケースバイケース。

 弱く吹くというのは、周囲に民家などがある場合。あと、バックホーが稼働中だったりランマーで転圧してたりするとき以外は、大きい音が必要ないケースも多い。住宅街だったりする場合は、事前に現場監督と相談して警笛の使用の有無を決めておく。なし、となったら必要に応じて声勝負。本当に必要なときだけ警笛を使用する。

 警笛が自在に使えるようになると何が楽しいって、大型観光バスの後進誘導なんかは割と花形だよね。あいつらはこっちの都合お構いなしに一気に押し寄せてくるからてんやわんやだけど。あと、大型工事用車両は真後ろが死角になるから、後進誘導があるとリスクの回避にもつながる。これまたケースバイケースで、交通量の多い道路を使ってケツから現場に入れる場合なんてのは、トレーラー重機回送車の後ろの車に停止してもらってマージンを作って、思いっきり頭を振って現場に入れなくてはいけない。このときは車両の停止が優先なので運転手任せ。バックの最初のタイミングには警笛で後進可能の合図を出すけど、あとは腕次第。

 必要な時に即座に警笛を取り出すというのは必須のスキル。自信がなければ首掛け式の市販のものを購入してもいい。個人的感想でいうと、キャプテンスタッグの金属ホイッスルなんかは無駄に呼気が抜けるだけで思った音が出せない印象がある。モノが悪いのではなくて慣れの問題だろうけど。使ってみたけど悪い音じゃない。

 意味のない場面で警笛を使うのはやめましょうね。


Posted by Nemo at 20:37 | guard