December 21, 2011

止めた車両からの野次

 無線片交で全止めをした。

 そこは規制帯が長くて道が悪いので通常の状態でも待ち時間がやや長めになるのだが、バックホーが規制帯の端から本線に出て規制帯の反対側まで自走しないといけなくなったため、全止め。規制帯は砕石の転圧をしてるから、そこをバックホーが踏んだらめちゃくちゃなわけだ。

 反対側から車が流れてこない状態で止められるのが嫌なのはわかる。止めるのも嫌だけど止めるしかない。

 止めてちょっとしたら、なんか聞こえてきた。何かと思ったら、止めた2台目の車の助手席の男が窓を開けてわめいてる。運転席ならともかく助手席でなんだよ。トイレ? コンビニならここ過ぎても10分じゃ着かないよ。

 曰く、
「許可取ってるからってこんなに長い時間止めていいわけないでしょー」

 ここまで聞いて、これから先は聞く必要がないので完全に無視をした。

 なぜか。要素は2つ。
「許可取ってる」
→道路使用許可の存在を知っている可能性がある
「止めていいわけない」
→警備業法第15条を知らない

 水風船のような恐ろしい理論武装である。だから逆に、引っかけだと疑った。停止合図を出してから1分も経っていない。

 これを書くと2号業務の警備員がやりにくくなるから書きたくないけど、
「嫌なら勝手に突破しろよ。通れないけどな!」
と、心の中だけで思った次第。

 全止め解除で車を送ってナンバーが確認できた。練馬。ここは役所関係が多いから地雷を踏まなくて正解だった。ただ、あとで同僚から聞いたところによると、警察に通報がいっていたらしい。ってことは素人だ。

 警察に通報されて何が起こるかというと、駐在さんが来るだけ。警察は通報があったら動かなくてはならないけど、こちらは何ら違法なことはしていない。おわり。

 実は、電話している様子が見えたのでちょっと気にはなっていた。しかし、工事看板の発注者と施工者に関しては電話番号が肉眼で見える距離じゃないと踏んで無視をキメた。工事関係でクレームが入ると少々厄介な現場だったのだが、相手がバカでよかった。地元車両でなくてよかった。

 ええと、まとめか。

 ドライバーの皆さん、好きで止めてるわけじゃないので勘弁してください。クレームは警察へ。ぼかしぼかし書いてますがご容赦ください。


Posted by Nemo at 21:28 | guard

December 13, 2011

警備員を育てるのと現場を成り立たなくさせるのは違う

 警備員を育てるのはとても大切なことだ。私もいろいろな現場を経験させてもらって今がある。会社がこいつはできるなと思ったら、簡単な現場から始めてどんどん難易度を上げていけばいい。私は、会社といい先輩に恵まれて育った。会社のトップエースと組んだときはつらかった。トップエースは自分と同じ力量を要求してくる厳しい人だった。無線を通して必死で食らいついた。

 育てるのが大切なのはわかる。会社の管制が理解していることもありがたい。

 だが、私が責任者代行をしている難しい現場にできない人間をよこすのはやめろ。片交チームが成り立たない。管制に現場を知らないすこぶるダメなやつがいてね。
「あんな現場簡単だろ」
ときたよ。ああ簡単だよ。ただし、絶対遵守の前提条件は「うまい警備員が3人揃えば」だ。無線片交が辛うじてできるレベルの人間が入れば即座に危険な現場に変わる。
「ネモ君気をつけなよ。あの人了解を確認しないで車両送るよ」
昼休憩の関係でその人と片交をした30分間の恐怖感は凄いものがあった。あとでわかったことだけど、そいつは無線で意味がわかってなくても「了解」と返すとんでもない出来損ないで、お見合いならともかく事故が発生しなかったのはまったくもって運がよかったと言うほかない。

 うちの現場は難度B+くらいだけど、それは3人全員がそれぞれに状況を観測して把握して報告してスムーズに一般車と工事車両をコントロールできるからであって、ただ単に無線片交ができるレベルの警備員にとってはガチで難度Sになる。

 もう、連日管制とバトル。俺だって言いたくはないよ。新人を育てるなら簡単な現場からって交通2級の教本にも書いてあるじゃない。うちは簡単な現場じゃないの。新人よこすな。無線片交できない人間をよこすな。そんなのを置いておけるポジションはないよ。隣の現場と連携して融通を利かせても全然足りない。もう……いい加減にしないと怒りますよ?

 明日はまともな人が来る。これが判明したのが自宅に帰って会社に再度催促してからだったから、えらく疲れた。

 ひとまずは安心だが次はどうなるのか……。

Posted by Nemo at 21:04 | guard

December 04, 2011

全止めで車両を待たせるときの工夫

 片側交互通行をしていると、両側の車を完全に停止させる全止めという場面が発生する。よくあるのはバックホーの道路側旋回。

 困るのは、見通しがきかない無線片交で、全止めの時間が長いとき。

 ドライバーの視点で考えればすぐわかる。片側交互通行の看板で警備員に止められているのはわかる。対向車が流れてきていればそのために止められているという理由がわかる。しかし、全止めで数十秒止められたらだんだんイライラしてくる。1分止められたら信号より確実に長い。

 私が片交しているときは、全止めの時間を体感で計って、まずある程度は我慢してもらう。このときばかりは突破できないポジションに立ちはだかって。もうちょっと長くなったら、右手の停止合図に加えて左手で待っての姿勢を加えて、もうしばらくお待ちくださいと頭を下げる。

 やばいこの全止め長い! となったら、ドライバーのところに走っていって事情を説明する。今完全に道路をふさぐ形で工事をしていまして、なるべく早く終わらせますのでもう少しだけお待ちいただけますか。

 先頭の車におとなしくしてもらうというのがポイント。できれば、後ろの車にも見えるように、「あ、警備員が先頭の車に何か説明してるな」ってのをアピールできればなおよい。理由もわからず止められているのと、理由がわかって止められているのとではまったく状況が違う。誰かがクラクションを鳴らした瞬間に、苦情の濁流が堰を切って流れ込んでくる。これだけは阻止したい。

 10分超の全止め? ああ、うん。もうドライバーの方見られない。やめて。

Posted by Nemo at 22:04 | guard | コメント (0)