December 13, 2011

警備員を育てるのと現場を成り立たなくさせるのは違う

 警備員を育てるのはとても大切なことだ。私もいろいろな現場を経験させてもらって今がある。会社がこいつはできるなと思ったら、簡単な現場から始めてどんどん難易度を上げていけばいい。私は、会社といい先輩に恵まれて育った。会社のトップエースと組んだときはつらかった。トップエースは自分と同じ力量を要求してくる厳しい人だった。無線を通して必死で食らいついた。

 育てるのが大切なのはわかる。会社の管制が理解していることもありがたい。

 だが、私が責任者代行をしている難しい現場にできない人間をよこすのはやめろ。片交チームが成り立たない。管制に現場を知らないすこぶるダメなやつがいてね。
「あんな現場簡単だろ」
ときたよ。ああ簡単だよ。ただし、絶対遵守の前提条件は「うまい警備員が3人揃えば」だ。無線片交が辛うじてできるレベルの人間が入れば即座に危険な現場に変わる。
「ネモ君気をつけなよ。あの人了解を確認しないで車両送るよ」
昼休憩の関係でその人と片交をした30分間の恐怖感は凄いものがあった。あとでわかったことだけど、そいつは無線で意味がわかってなくても「了解」と返すとんでもない出来損ないで、お見合いならともかく事故が発生しなかったのはまったくもって運がよかったと言うほかない。

 うちの現場は難度B+くらいだけど、それは3人全員がそれぞれに状況を観測して把握して報告してスムーズに一般車と工事車両をコントロールできるからであって、ただ単に無線片交ができるレベルの警備員にとってはガチで難度Sになる。

 もう、連日管制とバトル。俺だって言いたくはないよ。新人を育てるなら簡単な現場からって交通2級の教本にも書いてあるじゃない。うちは簡単な現場じゃないの。新人よこすな。無線片交できない人間をよこすな。そんなのを置いておけるポジションはないよ。隣の現場と連携して融通を利かせても全然足りない。もう……いい加減にしないと怒りますよ?

 明日はまともな人が来る。これが判明したのが自宅に帰って会社に再度催促してからだったから、えらく疲れた。

 ひとまずは安心だが次はどうなるのか……。


Posted by Nemo at December 13, 2011 21:04 | guard