November 19, 2011

誘導灯の振り方でうまいか下手かはわかる@駐車場誘導

 だいたい見ただけで上中下はわかる。

 余談だけど、無線の片交でも
「車両接近で送ります」
「了解」
ってやりとりを双方で1回ずつやれば、まともに無線片交ができる人か辛うじてできる人かがわかる。

 下が一番わかりやすくて一番厄介。その日1日我慢すればどうにかなる下と、会社に報告する必要があるほどひどい下の中がある。下の下? その場で会社に電話して交代よこせって言う。

 私が所属する会社はちょっとした規模のアトラクション施設の駐車場誘導も行っている。ここは早番遅番夜勤のシフト制になっていて、その日私は早番。警備員は施設全体に配置されるのだが、私はもっぱら駐車場。駐車場というのは大型バスエリアと一般車用駐車エリアがあって、その日は困ったことに駐車場担当の早番が1名。駐車場出入りの誘導からカラーコーンを並べたり、観光バスを呼び込んでバック誘導、バスが出る時は一般車を止めて出すところまでやらなくてはいけない。私はマルチロールファイターで駐車場は全部できるから、管制が投げ込んだ模様。

 私が一人で担当した時間帯は観光バス7台と一般車がぼちぼち。観光バスが入る予定時刻になるとクライアントの営業担当が出てきてバス待ちするし、バスが出る時間を運転手に聞き込みして頭に入れる。するってーと、私の休憩時間ほとんどないのね。

 遅番が出勤してきてようやくまともな休憩が取れたんだけど、大変なのはここからだった。遅番は駐車場には4名。ずぶずぶの新人が1名、ちょっとはできそうで鍛えてる新人が1名、去年から顔は見てるけど下手そうなのが1名、そして駐車場の守護神が1名。

 ……えーとね、観光バスが30台くらい押し寄せてくるんだわ。

 私が無線なしでやってる間にも5台以上。

 遅番組の休憩を一人ずつ回してる間に気がついて、守護神に相談。
「あの人(下手そうなの)、ここ(バス誘導)できます?」
「できねえ」
やっぱりかよ。当たってもうれしくないよ。じゃあ守護神が休憩入らないとダメじゃん。
「私もうすぐ上がっちゃいますよ!」
「んじゃ悪いけど頼む」
というわけで守護神とポジション交代。無線機を預かる。

「守護神、観光バス1台入ります」
「バス1台了解です」
早速きた。
「あ、ネモ君かな」
「はいネモですよろしくお願いします」
「ネモ君定時で」
「定時も了解です」
ほらほらあっぶねー。

 無線が入ると駐車場誘導位置からバス誘導位置へ移動する。昼間は一般車も少なかったし無線がないので目視でバスを察知できる位置で誘導していた。遅番のピークは無線が頼り。

 バスを待ち構えていたらさらに無線が入る。
「これ観光バスかな」
「この時間だとたぶん観光バスですね」
入場側の無線交信。程なくしてこちらに来る。
「ネモ君、観光バスもう1台入ります」
「もう1台了解です」
そんな調子でてんやわんや。でもミスなくそつなくこなす。それが警備員としての私のジャスティス。バック誘導が完了したら運転手さんへの挨拶も忘れない。お互いプロだからね。

 時計を見てる暇もなかったけど、守護神が休憩から上がってきたら定時だった。バスがさらに1台入ってるのを引き継ぎして私は終了。

 守護神の休憩回せてよかったよホント。

 話は変わって、同業他社と合同で駐車場誘導を行ったこともある。向こうは比較的大手で、……あ、続きにしていい? 確約はしないけどできる新人の見分け方につづくかもしれない。


Posted by Nemo at November 19, 2011 21:05 | guard