September 11, 2011

青信号20秒足らずで車両を何台出せるかゲーム

 ものすごい渋滞を解消するために、信号付近に陣取って交通誘導に当たった。

 警備員には信号に逆らえる権限はない。信号と異なる指示が行えるのは警察官による「交通整理」で、当然法律で定められた権限に基づくものだ。

 さて、現場の状況。車を出したい信号は青が20秒弱。交差する優先道路側は青が30秒。優先道路側は交通量が多くないのだが、時々野良10トンダンプが青になる前にフライングで動き出すので気が抜けない。

 私の任務は、1回の青信号でできるだけ多くの車を出すこと。20秒でどのくらいの車が通るかみてみた。あまり好きではないのだが箇条書きでまとめてみよう。

・何もしない……4-5台
・青信号に合わせて進行の合図を送る……7台
・青信号に変わる前にフライング気味で合図だけ送って準備をさせて一気に送る……8台

 黄色に変わるのに気付かずに進行の合図送っちゃいました手屁♪ という手を使うと……いや、歩行者用信号でタイミング見てるからありえないので書かないでおこう。もう飛ばしちゃって黄色で止まれないというかっとび車がいると9台通ることがある。

 先日はこの作業を3時間ぶっ続けでやった。

 だいたい1ターン1分と計算して、余計に出せる台数を3台としよう。これを60分やると180台。3時間やれば540台。結構違ってくる。とはいえ、総数が4桁の台数なので焼け石に水ではあるのだが、やらねばどうしようもない。

 警察呼んで協力してもらえればいいのにね。

 さらに前の別の現場では、信号のある交差点脇のマンホールを開けて作業するというケースがあった。当然そこは一人片交。これがねえ、停止線より手前で止めて、青信号で片交して通せる限界が4台。優先道路側からは結構な台数が入ってくる。ここはもう動き回って対処してたんだけど、なぜか赤信号で突っ込んでこっちに曲がってくるアホが1台。信号指差してもわからない。片交してる方から行けって指示しても止まっちゃったのが1台。見事に規制してるところで止まったもんだから完全に道をふさいじゃった。そこに優先道路側から入ろうとしてる車がいたんだけど、もうほっといた。運転手が任意でバックするならいいけど何かあったら困るからバックしろとは言えないし。あとは青信号に変わって反対側を止めて出ろっていってるのにもたついてるクソバカが1台。先に待たせた方に悪いから走ってってクソバカ止めて逆に通したけど。当然信号は赤。お前は一生そこで止まってろ。

 もちろん、ここに挙げた例は1日やってて目立ったおかしな奴の話。

 普段の交通誘導では、任意で協力してくれるドライバーへの感謝は忘れない。停止予告、停止、ここで会釈。反対側を通して進行の合図を出す前に会釈。ドライバーをしっかり見るのは当たり前。サンキュって手を上げてくれたり会釈をしてくれたりしたら当然返す。

 警備員として最低限の仕事がこなせるのはただの見習い。この辺の話はいずれ改めて。早く書けってメールでも来たら早く書くとしよう。


Posted by Nemo at 15:14 | guard | コメント (0)

September 02, 2011

移動式一人片交 カッター編

 「片側交互通行」という言葉はドライバーなら誰しも一度は目にしたことがあるだろう。よくある例としては、片側1車線の対面通行の道路で、工事等によって一部が規制されており、1車線しか空いていない道路を交互に通行してもらうという形式だ。警備員という観点からはこれは基本中の基本であり、片交ができないというのは問題外になる。しかし、今回のポイントは違う。

 一人片交。一人片側交互通行。両側から来る車両を一人で制御するというもので、これは立ち位置が重要になる。やり方自体は至極簡単なのだ。私の場合は誘導灯を使うのだが、例えば左手で止めたい側に停止の合図(誘導灯を水平にする)をして、進行の合図は逆の空いた手で行う。逆になれば誘導灯を持ち替えて逆で合図する。これだけ。

 さて。センターラインにカッターを入れる場合は?

 カッターというのは路面に文字通りカッターを入れて円盤状の刃物で切る作業だ。アスファルト舗装を剥がして工事ができるようにするための最初の作業。でもって、カッターを入れる作業というのは極めてイレギュラーなのだ。「車両が接近する方向に背を向ける」。これは、我々警備員の間では絶対にしてはいけない禁忌。危険だから。どんな理屈があろうとも覆せない危険。だから、カッター業者さんは声をかける。

「今日一日よろしくね」
「はいっ、よろしくお願いします!」

 これでもう見極められてる。ダメだったら現場監督にチェンジが出る。くどいようだけど、警備員がミスしたらカッターの作業員が死傷する。まともな会社ならこういう危険な現場にはまともな人間を入れる。一人片交で、車両を止めやすい方と止めにくい方を熟知して、常に必要な場所に移動して現場で立ち回れる人間。必要なのは、クライアントが安心して作業ができるだけの状況を作れる警備員なのだ。

 その日一日、私はカッター用誘導に従事した。センターラインがほとんどだったが、路側帯寄りのエリアもあったし、警備員の一人片交の腕が問われる現場だった。
「ありがとねー」
カッター屋さんの一言が、嬉しかった。

 さて復習と課題。
・一人片交で止めやすいのはどちらか
・片方を確実に止めて片方を流す、作業員の安全確保はできているか

 このエントリを持って私ネモの挨拶としたい。

Posted by Nemo at 22:07 | guard | コメント (0)